2016年06月09日

やまがた夜話〜第2夜〜『月山ブナの森』

6月8日(水)に大学コンソーシアムやまがた主催の『やまがた夜話』が行われました。

昨日のテーマは、『月山ブナの森』。月山マイスターの児玉勝義氏の講義で、とても興味深く、面白い内容でした。

月山周辺の広域には、ブナ林が広く分布しています。それは、生息しやすい比較的なだらかな地形があるから。

今年はブナの実が多いと地元の方からも聞きましたが、今日の講義によるとブナの豊凶性は独特で、かなり不定期なのが特徴だそうです。その理由の一つに、『エスケープ(逃避)仮説』があるとのことです。ブナ林の天敵は、「ブナヒメシンクイ」という蛾で、この幼虫はブナの花しか食べず、これが大発生するとブナの花はすべて食べつくされるほど。豊凶性は、この天敵から逃れるために進化した対抗戦略であるというのがエスケープ仮説だそうです。

ブナが豊作であれば、ブナの花が食べられるし、ブナヒメシンクイの数も減らない。しかし、ブナの花を咲かせなければ、ブナヒメシンクイは食糧不足になり、数が激減する。ブナの木は、毎年、花を咲かせたり、咲かせなかったりお互いに戦略をねりながら、天敵から逃れていると考えると・・・面白い!!

来週15日は、山形大学基盤教育院講師 佐藤琴 氏が、『江戸絵画に見る出羽三山』をテーマに話すようです。興味がある方は、こちら

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posted by 月山ジオパーク at 00:00| Comment(0) | お知らせ・活動報告
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